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IT/AI日記(2026年7月1日〜

 弁護士 小倉秀夫

 このページは、足立区北千住で法律事務所を開設する弁護士が、日頃どのようにITやAIを活用しているのか、備忘録的に書き記すことを目的としています。

2026/07/14

 Mints申立てした事件について、手数料の請求をMintsにあげたからということで、裁判所から連絡が来たので、Mintsにアクセスし、ペイジーで手数料を支払う。今回は、訴訟物の価格がそんなに高くなかったからいいけど、高額訴訟だと、ペイジーで払いきれないけどどうするのだろう。少なくとも、私の三菱UFJ銀行のスマホアプリだと、ペイジーの上限が50万円だ。

2026/07/13

 この週末、簡単な脚本を作成した上で、動画作成AIを試してみる。何が問題って、動画作成AI、こちらが入力したとおりに台詞を話す気がないのがすごい。読み間違えるとかそういう次元でなく、全く別のストーリーを話す。これで有料サービス。

2026/07/09

 私たち弁護士がレターパックを出すときには、返信用にレターパックを同封した上で、返信用宛名シールも同封することが多い。なので、レターパック用データベースに入力した相手方の住所氏名データレコードを使って、送信用シールだけでなく、返信用シールも、InDesignのひな形に貼り付けるApple AcriptをGeminiに作ってもらった。

2026/07/08

 事務所では、CANONの複合機(MF753C)でFAXを受信すると、さくらインターネットからレンタルを受けているFTPサーバに転送する方式をとっていたのだけど、先週くらいから転送がうまくいっていないことを発見。今月はFAXが届かないなあとのんきに構えていたのだが、とんでもないことに。

 去年出した学部試験の問題を利用して、Geminiに「次のような問題を大学の学部試験で出した場合、採点基準をどうするのがベストでしょうか。「既存の音楽を元に新たなコンテンツを作成して公開する際、法的に、どのような点に注意する必要があるかを説明してください。」と聞いてみたら、全体を20点満点と下端青の標準的な配点モデルをちゃんと示してくれた。

 幸い、転送エラーの場合、FAXデータが複合機内のメモリにたまるので、それをプリントアウトすることで中身は確認。

 その後、ちゃんとFTPサーバに転送されるようにしようと悪戦苦闘するもうまくいかず(同じ複合機でScanしたデータは、FTPサーバに何事もなかったように転送されるのに。)。

 その後、Macに共有フォルダを作ってそこに転送しようとしたが、なぜかノートンにブロックされる。

 仕方がないので、FAXデータ送受信専用のメールアドレスを作成して、複合機から、受信済みのFAXデータをそこに転送するように設定。無駄に時間を費消。

 ただ、「外出先でもFAXはみることができる」状態は維持していないと、ワンオペはつらいので。

 その後、相手方からきた控訴理由書をGeminiにテキスト化してもらう(相手の主張を批判するためには、きちんと引用することが必要だし、そのためには相手の主張をコピペした方が楽なので。)。GeminiやChatGPTにOCR作業させる方が、AcrobatProや各種OCR専用ソフトにOCR作業させるより歩留率がいい。それに、AIだと「頁番号部分は無視して」と指示しておくと、ちゃんと無視してくれる。我が業界、行番号が左端に印字されている用紙を使っている人も少なくないのですが、AIだとそれも無視してくれる。

 その後、Geminiに引き続き、「この書面、論理的におかしいところない?」と聞くと、ちゃんと教えてくれる。

2026/07/04

 Threadsの方で参政党の憲法草案が話題になったので、批判的に引用するために、ChatGPTに参政党の憲法草案をテキスト化してとお願いしたら、著作権法上問題だからだけだと断られた。参政党として、これを自国の政策とすることを示してWebに掲載しているのだから、公開されている政治上の陳述ではないかというと、その論理はわかるが判例がないからダメだと言われた。自党の政治的陳述を取り込まれた裁判起こす政党なんているわけないんだから未来永劫判例なんかできる余地ですねというと、それはそうだがダメの一点張りであった。

 今のMintsは、Mintsにアップロードされているファイルを誰かが閲覧・ダウンロードするだけでメールで連絡が来る仕様になっており、誰かがファイルを提出したというメールが埋もれてしまうので、件名が「【mints】ファイルが提出されました。」で始まるメールのみを抽出するスマートメールボックスを作った。

2026/07/03

 文献のOCR化をGeminiやChatGPTでやっていたが、某修士論文のOCR化をしようとしたところ、出力の範囲を超えていると怒られてしまった。まあ、A4で60ページ超えていたから仕方ないか。

 もちろん、Acrobat ProでもOCR化はできるし、その場合、ページ数が厚くてもなんとかなるのだけど、Acrobat ProのOCRは読み間違いや読み飛ばしが多い。OCRについては、GeminiやChatGPTのような汎用AIの方が精度が高い。

 各頁の最下方に脚注を表示している文献をOCRしてテキスト化した場合、本文の途中に脚注が挿入されることになってしまう。とりあえず、選択範囲を文書の最後方にカット・アンド・ペーストするMS-WORD用のApple Scriptを組むことで手動で調整できるようにする。しかし、この作業は、自動化したい。

 また、判例データベースだと①や②を[1][2]と標記することが多いので、[1][2]…を①、②…と置換するAppleScriptも組んでおいた(ついでに、(1)や(2)も⑴や⑵に置換するようにしておいた。)。

2026/07/02

 図書館でコピーした文献をScanして作成したPDFファイルについてGeminiに「EPub化しやすいように整形して」とお願いして作成したデータをWordに貼り付けて保存し、これをCalibreに読み込んでEPub化してKindle Scribeにメール送信してみた。これだと、もとの掲載誌のフォントが小さくても、問題にならない。まあ、基本的に知財に関する論文を書くための資料としてあるいは裁判のために使用する資料として文献を集めているわけだし、Geminiは公衆用自動複製機器にはあたらないので、著作権法第30条第1項で普通に合法化される利用である。

 こうしておけば、Kindle Scribeじゃなくて、もっと画面の小さい電子書籍端末でも、雑誌論文を読む気になれる。

 ただ、Fontの大きさはKindle側で調整できるのだけど、Fontの種類がゴシックで固定されてしまっている。ここを改善したい。

2026/07/01

 A3横置きのPDFページを中央で分割してA4縦置き2ページに分割する(B4横置きのPDFページなら中央で分割してB5縦置き2ページに分割する)Acrobat Pro用のAppleScriptをGeminiに命じて作成。図書館等でA4版の雑誌に掲載されている論文を見開きでコピーした後(この時点でA3横置きになっている)、スキャナでスキャンした後に、もとのA4ページとして表示できるようになった。

 事務所にある複合機自体はA4までしか対応していないので、A3横置きのコピーを中央で切断して複合機でScanしているのだが、従前は、オートシートフィーダにかける前に、手動で順番を調整していた(切断してできた束のうち右側のものを左側の後ろに持って行くと、1,3,5,7,9,…2,4,6,8,10…という順番になってしまうので。)。この作業が結構面倒くさいので、切断してできた束のうち右側のものを左側の後ろに持ってそのままオートシートフィーダにかけてScanした後、1,2,3,4,5,6,…とページを並べ替えるAcrobatPro用のAppleScriptはすでにGeminiに作ってもらった。

 厚手の書籍をコピー機でコピーすると、中央付近に黒い帯ができる。この黒い帯で左右ページをわけると、コピーを取る際に位置が多少ずれていても補正できるのだけど、それをやるのはAppleScriptだけでは無理、Pythonで処理するようにとGeminiに言われてしまった。